みずきが丘歯科医院 HOME > インプラント
当院の院長・天野祐治は、国際口腔インプラント専門医学会で認定医という上位資格を授与されています。認定医という資格は、その資格を持つ歯科医に豊富な経験と実績があるという目安になるとともに、所属学会において常に勉強を続け、インプラントの知識と技術向上に努めている証拠となるものです。また、インプラントの治療は歯科治療全般にわたり高度な知識と技術を兼ね備えていることが必要とされますので、インプラントで認定医の資格を持つということは、インプラントはもとより、他の診療における技術の高さの指標にもなるのです。
インプラントとは、何らかの理由で歯を失ってしまった患者様にご提供できる治療法のひとつです。歯を失った場合の治療法はブリッジ、入れ歯、インプラントという3つの選択肢がありますが、インプラントは他の2つに比べ、多くのメリットがあります。簡単に説明すると、歯が抜けた部位の顎の骨に純チタンからできている人工の歯根(インプラント)を埋め込み、その上に義歯を取り付け、見た目も機能も天然歯とほとんど変わらない人工の歯を作り上げます。その歯は、きちんとしたアフターケアさえしていれば、半永久的に機能させることが可能であり、それ故「第二の永久歯」とも呼ばれています。
当院では、世界的に認められている多数のインプラントについて研修を行ない、認定を受けています。
ITI(ストローマン)インプラント | 1999年認定(スイス) |
FRIALIT-2(フリアデント)インプラント | 2002年認定(ドイツ) |
ANKYLOS(アンキロス)インプラント | 2003年認定(ドイツ) |
NOBEL(ノーベル)インプラント | 2003年認定(米国) |
POI(日本メディカル)インプラント | 2003年認定(日本) |
BRÅNEMARK(ブローネマルク)インプラント | 2003年認定(スウェーデン) |
ASTRA(アストラテック)インプラント | 2004年認定(スウェーデン) |
PLATON(プラトン)インプラント | 2005年認定(日本) |
IMTEC(イムテック)インプラント | 2006年認定(米国) |
入れ歯は比較的治療が簡単で、治療費も安くて済みますが、お手入れが大変であったり、お口の中に違和感があったり、固い物が噛めなかったりと、快適に使っていただくのがなかなか困難なのはご存知かと思います。それに比べ、インプラントは、天然歯と同じように機能しますので、入れ歯で感じる様々な不満が大部分において解消されます。
いくつかの歯を失った状態。
部分入れ歯を作製。
装着した状態。入れ歯には違和感があります。
ブリッジは固定式なので違和感や不快感が少ないのですが、ブリッジを支える両隣の健康な歯を削らなければならないという欠点があります。また、人間が物を噛む時の圧力は非常に大きく、ブリッジ支柱となる両隣の歯には、相当な圧力と負担がかかってしまい、将来その歯が残存する可能性が低くなることも問題のひとつです。インプラント治療では、周囲の健康な歯を削ったり傷つけたりする必要はありません。
前歯を1本失った例。
両隣の歯を切削。
ブリッジを取り付けた状態。支柱歯の切削が必要です。
また、入れ歯やブリッジでは、歯を失った部位の顎の骨が1年に平均1mmも萎縮してしまう(やせてしまう)という問題もあります。顎の骨は、適度な圧力がかからないと、退化してやせてしまい、それが原因で歯並びが悪くなるがありますが、インプラント治療では人工の歯根を骨に直接埋め込み、天然歯があった時と同じように骨に圧力がかかりますので、骨がやせてしまうということもなく、良好な歯肉を保つことができるのです。
前歯を1本失った例。
骨にインプラントを埋入。
天然歯と同じような機能と審美性が回復します。
前述のとおり、インプラントには多大なメリットがありますが、例えば総入れ歯の患者様がインプラントを希望なさる場合、たくさんの手術を受けるために体力を消耗するうえ、治療費も高額になってしまいます。「なにもそこまで大変な思いをして・・・」と躊躇なさる方の為に開発されたのが、ミニインプラントです。ミニインプラントとは、インプラントの技術を利用した、まったく新しいタイプの総入れ歯安定装置で、メリットについては本当のインプラントには及ばないのですが、通常の総入れ歯を使うよりもずっと快適な食生活がお楽しみいただけます。費用がインプラントよりは安価なうえ、手術も簡単で済み、歯茎の切開や出血もないので、施術を受けたその日から普通に物を食べる事ができます。方法としては、通常のインプラントよりもずっと小さいインプラント(直径1.8mm~2.0mmのチタン製のネジ)を4本、顎の骨に埋め込み、その上に入れ歯を装着して固定させて完了です。ミニインプラントは、インプラントと総入れ歯のちょうど中間に位置する、新しいタイプの技術といえます。
インプラントの治療費は、本数や患者様の状態によって変わってきます。患者様によっては、インプラントを埋入するために、骨の移植や矯正治療など他の処置が必要であったり、提携病院においてCTスキャンの撮影をする場合があるからです。なるべく経済的なご負担を軽減するよう努力いたしておりますが、まずはインプラントの治療を安全に、そして確実に成功させることが第一と考えておりますので、何卒ご了承ください。
(税込価格)
診査及び診断 | (レントゲン撮影やその他を含む)…初診料と実費分のみ |
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インプラント | 1歯330,000円(税込) 同日に複数本の手術を行なう場合 例:インプラントを3本同じ日に手術する場合 |
ミニインプラント | 4本440,000円(税込)(総入れ歯固定用) |
CTスキャン撮影 | CTスキャン撮影料…12,100円(税込) |
骨移植・骨再生療法 | 1歯あたり5~10万程度。手術の難易度により異なります。 |
SiM/PlantというCTスキャン画像処理ソフトウェアを導入しています。高度なインプラント治療をする場合、提携病院(佐倉中央病院)でCTスキャンを撮影し、その画像をSim/Plantで分析します。
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