インプラントによる歯科治療|総合的な治療を行なう佐倉市のみずきが丘歯科医院

月曜~土曜9:00〜12:00/14:00〜19:00
(水曜〜19:30/木曜〜12:00/土曜〜17:30)
※日曜診療8:00〜11:30(第3日曜9:00〜18:30)
※矯正診療 9:00〜18:30(第1土曜・第3日曜)
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インプラントによる歯科治療 Implant

インプラントによる歯科治療とは

インプラントによる歯科治療とは

インプラントによる歯科治療とは、何らかの理由で歯を失ってしまった患者さまにご提供できる治療法のひとつです。歯を失った場合の治療法はブリッジ、入れ歯、インプラントによる歯科治療という3つの選択肢がありますが、インプラントによる歯科治療にはほかの2つに比べ、多くのメリットがあります。簡単に説明すると、歯が抜けた部位の顎の骨に純チタンからできている人工の歯根(インプラント)を埋め込み、その上に義歯を取りつけ、見た目も機能も天然歯とほとんど変わらない人工の歯を作り上げます。その歯は、きちんとしたアフターケアさえしていれば、半永久的に機能させることが可能であり、それゆえ「第二の永久歯」ともよばれています。

当院のインプラントによる歯科治療

みずきが丘歯科医院の院長・天野祐治は、国際口腔インプラント学会で認定医という上位資格を授与されています。認定医という資格は、その資格を持つ歯科医に多様な経験と実績があるという目安になるとともに、所属学会において常に勉強を続け、インプラントによる歯科治療の知識と技術向上に努めている証拠となるものです。また、インプラントによる歯科治療は歯科治療全般にわたり高度な知識と技術を兼ね備えていることが必要とされますので、インプラントで認定医の資格を持つということは、インプラントによる歯科治療はもとより、ほかの診療における技術の高さの指標にもなるのです。

認定インプラントについて

当院では、世界的に認められている多数のインプラントについて研修を行ない、認定を受けています。

ストローマン社製インプラント 1999年認定(スイス)
フリアデント社製インプラント 2002年認定(ドイツ)
アンキロス社製インプラント 2003年認定(ドイツ)
ノーベルバイオケア社製インプラント 2003年認定(米国)
京セラメディカル社製インプラント 2003年認定(日本)
ブローネマルク社製インプラント 2003年認定(スウェーデン)
アストラテック社製インプラント 2004年認定(スウェーデン)
プラトンジャパン社製インプラント 2005年認定(日本)
イムテック社製インプラント 2006年認定(米国)

インプラントによる歯科治療の利点

入れ歯による治療との違い

入れ歯は治療がそれほど難しくはなく、治療費も低価格で済むことが多いですが、お手入れが大変であったり、お口の中に違和感があったり、硬い物が噛めなかったりと、快適に使っていただくのがなかなか困難なのはご存じかと思います。それに比べ、インプラントは天然歯と同じように機能しますので、入れ歯で感じるさまざまな不満が大部分において解消されます。

入れ歯による治療との違い

ブリッジによる治療との違い

ブリッジは固定式なので違和感や不快感が少ないのですが、ブリッジを支える両隣の健康な歯を削らなければならないという欠点があります。また、人間が物を噛むときの圧力は非常に大きく、ブリッジの支柱となる両隣の歯には、相当な圧力と負担がかかってしまい、将来その歯が残存する可能性が低くなることも問題のひとつです。インプラントによる歯科治療では、周囲の健康な歯を削ったり傷つけたりする必要はありません。

ブリッジによる治療との違い

インプラントによる歯科治療のイメージ

また、入れ歯やブリッジでは、歯を失った部位の顎の骨が1年に平均1mmも萎縮してしまう(やせてしまう)という問題もあります。顎の骨は、適度な圧力がかからないと、退化してやせてしまい、それが原因で歯並びが悪くなることがありますが、インプラントによる歯科治療では人工の歯根を骨に直接埋め込み、天然歯があった時と同じように骨に圧力がかかりますので、骨がやせてしまうということもなく、歯肉の状態を良好に保つことができるのです。

インプラントによる歯科治療のイメージ

インプラントによる歯科治療における注意点

  • インプラントによる歯科治療では歯根を骨に埋め込むため、それ相応の手術が必要です(もちろん麻酔をしますので手術中の痛みはありませんし、術後の痛みもほとんどありません)。
  • 治療が完了するまで、入れ歯やブリッジより時間がかかります。
  • 患者さまによっては、診査の結果、インプラントによる歯科治療は難しいと判断させていただく場合があります。
  • 喫煙者の患者さまには、一定の期間、禁煙していただくなどの努力が必要です。
  • 一般の入れ歯やブリッジに比べ、治療費が高額です(ただし、総入れ歯の患者さまには、低価格な小型インプラントを用いた治療が可能ですので、次の項目をご覧ください)。

小型インプラントを用いた治療

前述のとおり、インプラントによる歯科治療には多大なメリットがありますが、例えば総入れ歯の患者さまがインプラントによる歯科治療を希望なさる場合、たくさんの手術を受けるために体力を消耗するうえ、治療費も高額になってしまいます。「なにもそこまで大変な思いをして…」と躊躇なさる方のために開発されたのが、小型インプラントです。小型インプラントとは、通常インプラントの技術を利用した、まったく新しいタイプの総入れ歯安定装置で、メリットについては通常のインプラントには及ばないのですが、通常の総入れ歯を使うよりもずっと快適な食生活がお楽しみいただけます。費用がインプラントよりは低価格なうえ、手術もそれほど難しくなく、歯肉の切開や出血もないので、施術を受けたその日から普通に物を食べることができます。方法としては、通常のインプラントよりもずっと小さいインプラント(直径1.8mm~2.0mmのチタン製のネジ)を4本、顎の骨に埋め込み、その上に入れ歯を装着して固定させて完了です。小型インプラントを用いた治療は、インプラントによる歯科治療と総入れ歯のちょうど中間に位置する、新しいタイプの技術といえます。

小型インプラントを用いた治療
  • 小型インプラントを用いた治療で使用する入れ歯は着脱式です(装着・取り外しがご自身で簡単にできます)。
  • 費用が通常のインプラントより低価格です(小型インプラント4本で432,000円)。
  • 手術がそれほど難しくないので体力の消耗が少なくて済みます(1回の通院で完了します)。
  • 手術を受けたその日から普通に食事ができます。装着中は入れ歯が完全に固定され、硬い物も噛めるようになります。

治療費について

インプラントによる歯科治療の治療費は、本数や患者さまの状態によって変わってきます。患者さまによっては、インプラントを埋入するために、骨の移植や矯正治療などほかの処置が必要であったり、提携病院においてCTスキャンの撮影をする場合があるからです。なるべく経済的なご負担を軽減するよう努力していますが、まずはインプラントによる歯科治療をより安全に、そしてより確実に成功させることが第一と考えていますので、何とぞご了承ください。

診査・診断
(レントゲン撮影やその他を含む)
初診料と実費分のみ
インプラント 1本330,000円
※手術、上部構造(ジルコニア+セラミッククラウン)などの費用を含む

同日に複数本の手術を行なう場合、2本目以降インプラント1本につき33,000円減額
例:同日に3本埋入手術をする場合、330,000円+297,000円+297,000円、計:924,000円(税込)になります。
小型インプラント 4本440,000円(税込)(総入れ歯固定用)
骨移植・骨再生療法 1歯あたり5~10万程度。
手術の難易度により異なります。

■インプラント治療の一般的な治療期間・回数
【検査】期間:1~2週、回数:1~2回
【インプラント治療】治療期間:4~7ヵ月、治療回数:6~10回
【骨移植・骨再生療法】治療期間:3~6ヵ月、治療回数:3~8回
※治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

CT撮影により難症例にも対応

CT撮影により難症例にも対応

CTスキャン画像処理ソフトウェア(ガイデッドサージェリー用シミュレーションソフト)を導入しています。高度なインプラントによる歯科治療をする場合、提携病院(佐倉中央病院)でCTスキャンを撮影し、その画像をCTスキャン画像処理ソフトウェアで分析します。

インプラントによる歯科治療の流れ

STEP01ご相談と診断

・まずインプラントによる歯科治療に関して、十分なご説明をします。
・口腔内写真の撮影、歯の模型の作製、X線写真の撮影などの過程で診断をし、ご希望に沿えるかどうかを判断します。
・診断の結果をご説明します。治療費のご説明、ご質問への回答などをできるだけ十分に行ないます。
・患者さまご本人の最終的な意思を決定していただきます。

STEP02手術

・純チタン製のインプラント(人工歯根)を顎骨内に埋め込みます。
・骨が不足している場合などには、骨の再生治療も行ないます。
・手術の難易度によって大きく差がありますが、例えば2本埋入する手術では60分程度で完了します。

STEP03インプラントと骨の結合

・インプラントが顎骨にしっかりと結合するまで、約6~12週間待ちます。
・骨の再生治療を行なっている場合は、約6~9ヶ月の期間を置きます。

STEP04義歯の装着

・インプラントの上部に人工義歯を装着させて治療は完了です。
・セラミックやハイブリッドセラミック製の、天然歯と変わらない美しい歯を作製します。
・治療後の点検として、6ヵ月に1回の定期的なご来院をおすすめします。

治療実績(1999.5~2025.4)

開院以来26年間で
症例数…700本
埋入数…1,400本

●インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不充分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。

●入れ歯の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
・使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
・入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
・金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
・使用方法などにより、破損することがあります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です。

●ブリッジの作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・失った歯の両隣の健康な歯を削る必要があります。
・支えになる歯に負担がかかり、将来的にその歯を失う可能性が高くなります。
・奥の場合は金属でしか対応できません。
・連続して歯を失っている場合、治療できないことがあります。
・ブリッジと歯肉との間に食べ物のかすが詰まりやすいので、口の中の衛生状態を保つことが難しくなります。
・顎骨の吸収を抑制できません。

●骨造成にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・外科手術が必要となります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・治療後、骨がしっかりと作られるまで3~6ヵ月の治癒期間が必要です。
・歯周病の方、心疾患や骨粗鬆症など内科的な疾患のある方は、骨造成治療が適さないことがあります。
・口腔内の衛生状態の悪い方、顎骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、すぐに治療できないことがあります。
・日常的に服薬しているお薬などが治療に影響することがあります。
・サイナスリフト・ソケットリフトの処置にあたり、上顎洞膜が破れる可能性があります。その場合、手術後に抗生剤を服用して感染を予防し、膜が自然に治癒するまで待ちます。
・体の状態や細菌感染により、骨補填材と骨とが結合しない場合があります。この場合、原因を取り除き、ご希望があれば再治療を行ないます。
・骨の成長途中であるお子さま(おおよそ18歳未満の方)、妊娠中の方は治療が受けられません。

●CTを用いた検査にともなう一般的なリスク・副作用

・コンピューターを駆使してデータ処理と画像の再構成を行ない、断層写真を得る機器となります。
・治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・検査中はできるだけ顎を動かさないようにする必要があります。
・人体に影響しない程度(デジタルレントゲン撮影装置の1/10以下)の、ごくわずかな被ばくがあります。
・ペースメーカーを使われている方、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。

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